簡単な図面の書き方
これから精密部品を依頼されようとされておられます方々に、下記内容ごご覧頂き簡単な図面の書き方を
ご紹介致しますので参考にして頂けましたら幸いです。
図面一枚に1部品の記載をお願い致します。
図面を書いて頂く場合、基本は真正面から見た形と真横から見た図を書きます。
上記のように3D立体形状の物を真正面から見た図、真横から見た図を描きます。
丸い外径部、内径部は数字の前にφという記号を記載する事で円形状と図面で判断できます。
図面右に記載しているPCDは、2カ所3.5ミリの穴が中心から50ミリの円周上に開いていることを指しています
左図面の真横から見ている図で外から見えない穴は、点線で描きその穴の中央は1点鎖線で書きます。
図面表記で「指示無き角C0.5面取り」と記載する事で角の部分が尖らない製品になります。
精度が必要な場合は寸法の横に公差の記入もお願いします。
全ての寸法はミリで記載します。(センチメートルは不可)
あとは必ず図面の何処かに、材質、数量、部品名、必要であれば表面処理の指示も記載お願い致します。
次は角材からの加工をした場合の図面の表記をご覧下さい
円筒状の時と同じで、真正面から見た図と真横から見た図を書きます。
単位は必ずミリ表記で作成をお願い致します。
面取りの指示、部品名、数量、材質の記載は必ずお願い致します。
この図で10ミリのキー溝加工がありますが、公差が必要な場合は必ず表記をお願い致します。
2-φ5.5の所にはM5のボルトが入る穴になります。使用するボルトの径より0.5ミリ大きい指示するのが
一般的です。
上記はフリーハンドの図面になります。
一カ所寸法漏れがありましたが十分加工が出来る図面です。
図中にカタカナでヌスミと指示していますが、加工の都合上必ず小さなRが付きます。
そのRがある事で相手の部品に入らない事を避ける為このような指示をする場合がよくあります。
▽▽▽の指示が記載されてますが外径のφ25と10ミリの端面が重要な部分という表記になります。
それ以外の寸法は一般公差にて仕上げます。
φ48の厚みで(10)の表記になってますが全長とφ25の長さ10ミリと30ミリを守って(10)は
多少どうでもいい値という事の表記になります。
全ての寸法はミリで記載します。(センチメートルは不可)
あとは必ず図面の何処かに、材質、数量、部品名、必要であれば表面処理の指示も記載お願い致します。
少しでも参考にして頂けましたら幸いです。